コロナ禍で医療機関への人件費支援の提言

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・自民党はコロナ禍で頑張る医療機関に対して人件費支援などの一手を放ちました。
・コロナ禍で患者数が減り、ベッドも確保しなくてはならず苦戦を強いられます。
・たくさんの予備費があるからこそ、国には抜本的な対策が求められます。

 

自民党は1日、新型コロナウイルス対策本部を開き、医療機関の支援策について政府への提言をまとめた。経営が悪化している医療機関が多く、人件費を含めた支援が必要とした。近く加藤勝信厚生労働相に提出する。

 提言は、予備費を活用して予算を確保するよう要請。具体策として(1)新型コロナ患者を受け入れている医療機関への人件費を含めた運営費の支援(2)発熱患者に対応する診療所などへの支援制度の創設(3)入院患者を受け入れるために病床を空けておく医療機関への費用補填(ほてん)-などを挙げた。

https://www.sankei.com/politics/news/200901/plt2009010067-n1.html

 

 

自民党では、新型コロナウイルス対策として医療機関に対して人件費の支援を行うよう、提言をまとめました。現在、新型コロナウイルス対策を立てる医療機関では一般の患者に対するベッド数を減らし、新型コロナウイルスで重症となった患者向けのベッドを増やしている状況です。しかし、新型コロナウイルスの重症患者は現状そこまで多くなく、医療機関の経営を圧迫しています。

 

提言では、新型コロナウイルス対策をしている医療機関への支援を行う事、損失補填をすることなどが出ています。特に春先は新型コロナウイルスに感染したくないと医療機関の診療を敬遠する動きが見られ、患者数が前年比2割減になり、経営に大きな打撃を与える形になりました。このままでは新型コロナウイルスの対策が疎かになるばかりか、地域の医療体制に大きな影響を与えかねません。

新型コロナウイルス対策で予備費をかなり確保しているため、すぐにでも医療機関の支援に向けた動きはとれるはずです。なかなか国はその対策を立てようとせず、いたずらに時間が過ぎています。コロナ禍で実際に倒産などに追い込まれた医療機関も出てきており、インフルエンザのブームが到来する前に対策が必要です。