美輪明宏、芸能人の政治的な発言増加をアシスト

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・7月17日のおはよう日本の電話取材に、美輪明宏さんが答えました。
・芸能人の政治的な発言が増えたことを、結構なことと称し、一連の発言を擁護しています。
・1960年代に政治的な発言のピークがあったとし、スポンサーの配慮からなくなっていきます。

 

歌手の美輪明宏が17日、NHK「おはよう日本」の音声取材に応じ、芸能人がSNSなどで政治的発言を行うようになったことに「結構だと思います」と支持した。

 番組では「#検察庁法改正案に抗議します」などで顕著になった芸能人の政治的発言について特集。以前は反体制的なフォークソングなどが人気となり、政治と結びついた音楽がヒットしたが、そのことについて美輪は「1960年あたりが一番盛んになりますよね。いろんな自分の思想とか、そういうのを作詞作曲して歌うようになった。結構な世の中だと思っていた」と振り返る。

https://news.goo.ne.jp/article/dailysports/entertainment/20200717037.html

 

おはよう日本の音声取材に答えた美輪明宏さん、SNSを通じて芸能人が政治的な発言を行うことに対して、「結構だと思います」と擁護しました。ここ最近は、検察庁法改正案への抗議のツイートを積極的に芸能人たちが行ったことが話題となり、Twitterなどを通じた政治的な主張が目立つようになります。1960年代からこれまでを見続けてきた美輪明宏さんの言葉には説得力が見られます。

 

美輪明宏さんは、1935年5月15日生まれ、今年で85歳とご高齢です。長崎市に住んでいた美輪明宏さんは長崎への原爆投下時無事でしたが、その後、長崎の惨状を目の当たりにします。家業が倒産し、進駐軍のキャンプでジャズを歌いだし、プロ歌手としてデビューすると、その後、シャンソン歌手として登場し、人気を得ます。俳優として活躍し、1971年には今の美輪明宏に改名、舞台役者、歌手、声優、バラエティ番組でも精力的に活動しています。

美輪明宏さんは、当時では珍しく同性愛者であることを告白し、話題を集めます。原爆を落とされた街を目の当たりにし、逆境の中に身を置き続けた美輪明宏さんにとって、政治に対する自由な発言は、守るべきものなのでしょう。