美容に関するオンライン試供品が与える影響
・店舗再開が目立つニューヨーク、しかし、美容に関する店舗では営業再開に慎重な姿勢を崩しません。
・オンラインでの売り上げを確保するため、オンライン試供品を配布し、売上アップに努めています。
・日本では、安い値段で試供品を買ってもらうスタイルのため、日米では若干の違いが見られます。
ニューヨーク市では6月第4週から店舗やオフィスなどの本格的な再開計画がはじまっているが、美容業界では店舗の再開に慎重なブランドが一般的だ。実店舗をそのまま再開するのではなく、製品補充に使われるカーブサイドピックアップを採用するところも多い。こういった状況では、美容品の試用やお気に入り商品を見つけてもらうのは容易ではない。
そこで、各社は効果的なオンライン試供品プログラムの模索に力を注いでいる。店舗内でテスターを提供する見通しが立たない一方、オンラインのトラフィックは増加しており、時間だけでなく販売増の傾向にある。同時に、買い物客の58%がオンラインでは商品を試せないため購入できていないと回答している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/74f36a66844095e7dc37a4fbb7489e9ed802640c
ニューヨークでは、6月末から経済活動を本格的に再開するところが多く、美容業界でもそれは同じ、かと思いきや、店舗を再び開けることに慎重なところが目立ちます。そのため、実際の店舗をオープンさせるのではなく、美容品のオンライン試供品を積極的に増やそうとしているところです。
オンライン試供品は、オンラインを通じて試供品を提供することで、店舗に足を運べない人に商品を試してもらって購入を検討してもらうというものです。オンラインでのやり取り自体が増えており、売り上げの多くを占めるようになっている一方、試供品がなかったがために購入を決断できなかったケースも目立っており、オンライン試供品の存在はかなり高まっている状況です。
ただ、サンプルを作るのは大変で、カラーがたくさんある美容品などは全てを揃えるだけで結構な費用になります。しかし、それでもサンプルを提供することに意義があると考えられており、この傾向は今後強まるのではないかと言われています。日本では通販が盛んで、最初だけ安い値段で購入できる形になっています。日本の方が若干先行している気がしないでもないですが、世界の常識になる日も近いでしょう。